リクシルノクトの値引き率、価格を解説
永山
永山
こんにちは、エイトです!

リフォーム業歴は12年で、これまで800件以上の現場を経験してきました。

これからお話しするのは、

  • リクシルのノクトにしようか悩んでいる
  • ノクトってどれぐらい安くなるの?
  • ノクトの最安値を知りたい

という「ノクトの値引き率」についてです。

前提として、工務店によって値引き率、仕入れの掛け率は大きく違います。ですが僕自身リフォーム経営、営業経験の中で商社やメーカー、業界内の知り合いも多いので、ここでの話は実際それほど誤差はないと思います。

まず最初に結論をいうと、ノクトの値引き率目安は「40%OFF前後」です。工務店のキャンペーン時期を狙うと、55%値引きも難しくありません。

ですが注意したいのは「値引き率だけを追って、逆に高値を掴んでしまう人もいる」という点です。

それでは、具体的にお話しをしていきます。




シエラの割引きが、工務店で大きく違う理由

商品流通経路,顧客,工務店,商社,メーカー,メーカーから直接は仕入れない

視点をあげて「どのような仕組みで商品が家に届くか」を理解するのは重要です。この構造を理解することで、効果的に値段交渉ができるからです。

基本的には、メーカーから直接購入するケースは少ないです。販売店でもあるニトリのキッチンとった例外もありますけどね。

通常は、顧客と工務店が契約し、商社を経由してメーカー商品を仕入れます。なので、普通に考えても「工務店と商社の利益がプラスされる」という訳。もちろん、配送や発注業務を代わりにしてくれるので妥当なマージンですが。

とはいえ「無駄に関係する人が多い」と、その分金額が高くなってしまいますよね。例えば、以下のようなケース。

商品流通経路,顧客,工務店,商社,メーカー,一次商社,二次商社,下請け業者,関与する人が多ければ、金額も高くなりやすい

商社とメーカーに取引がない場合は、取引ある商社を1社入れて商品を仕入れます。他にも工務店が直接仕入れず、下請け業者が仕入れるケースもあります。なぜなら工事の段取り的に、そのほうが都合良い場合もありますからね。

こちらとしては、どんな経由でも良いから安くしてくれたらオッケー。ですが、あまりに関係する人が多いと「下げ幅が少なく値引きが難しい」のが事実

ノクトの施工事例がそもそも少ない場合は、構造的な仕組みが原因かもしれません。最初からノクトの実績が多い工務店に、値引き交渉するのが合理的といえます。

永山
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ノクトが55%OFFでも安くならない理由

例えノクトの値引き交渉が上手くいっても、合計金額が高ければ意味がありません。リフォームの金額は、「商品代+工事費+諸経費」で決まります。なのに、商品の値引きだけに視点がいきすぎてる人が意外と多いです。

極論をいうと、工務店は「釣り」で商品代を安くしてるケースが大半。新聞に入ってるチラシをみれば一目瞭然ですよね。「ノクト55%OFF、台数限定」みたいなチラシ。なのに工事費は極端に高い、とか。(見積もりしてもらわないとわからないから、話だけは進んでしまう)

もちろん、中には「工事費も安くて、全体の金額も安かった!」というケースもあるので余計に意味がわからなくなるんですけどね。

何が言いたいかというと、「合計金額が全てだよね」という話。木を見て森を見ず、じゃないけど手段が目的になってしまうのは避けたいですね。

ノクト本体は安いけど「オプションは定価のまま」なんて場合もあります。比較するのは面倒ですが、リフォームで相見積もりは必須ですね。

ノクトをお薦めする人、お薦めしない人

ノクトはリクシルの中価格帯のキッチン。シエラよりも収納力があり、「ひろびろWサポートシンク」もあるので作業もしやすいです。

またミーレの食洗機も選べる、扉カラーのデザインが豊富など、選べるオプションも広いのがポイント。

なので「キッチンの機能性を重視してる方」にノクトはお薦めです。

ですがシエラよりも金額が大幅にアップするので、予算を優先したい方にはお薦めできません。

まとめ

最後にまとめると、

  • LIXIL ノクトの割引率は40%OFF前後が多い
  • 割引しやすい工務店に値段交渉する
  • 商品代ではなく、あくまでも合計金額が一番重要

という話でした。

ノクトは中間グレードなので、業者によって金額差も大きいキッチン。なので面倒ですが「相見積もりで金額を比較する」のが何よりも重要です。

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