間取りチラシ

こんにちは、永山巧磨です。

リフォーム業歴は12年で、これまで800件以上の現場を経験してきました。そして、このブログも2014年2月に開設して、今年で7年目になります。

ありがたいことに、毎日多くの人に記事を見て頂き、「リフォームの経験を役立ててもらえて良かった」と本当に嬉しく思います。

訪れてくれる人の中にはプロフィールを見て僕に興味を持ってくれる人もいるので、僕の得意なこと、苦手なことをまとめていこうかなと思います。

その前に「永山巧磨ってどんな人?」という人はこちらを読んでください。




永山巧磨の強み(やってきた実績)

「間取り変更リフォーム」のプランニング力

リフォームは障子の張り替えの手直しや、トイレ交換などの単品工事、TV番組のビフォーアフターみたいな全面改装と色んな工事の種類があります。その中でも、僕は間取り変更があるリフォームを得意としています。

元々インテリアコーディネーターを目指していたので、資格受験した14年前から現在に至るまで最低でも5000枚以上の図面は見てきました。なので現状の家の間取りをみるだけで、リフォーム後のあらゆる間取りパターンをイメージできます。

間取りチラシ

ほとんど処分しましたが、一時期は不動産のチラシや図面を集めるのにハマってました

あとはお客さんの未来像が把握できれば、理想の間取りを当てはめるだけ。
自分はセンスがある、とは決して思いませんが5000以上の間取りを見てきたので、自然とプランの良い悪いが判断できます。

永山
永山
学生時代から勉強してるので、情報量が多いのは一つの武器ですね

「リフォームの悩み解決する」ヒアリング重視のコンサルティング

僕自身元々は、人の話をあまり聞かないゴリ押しの営業マンでした。というのも自分の磨いてきた知識を誇示したいというエゴが強かったんですね。もちろん、そんなエゴは誰にも受け入れられません。・・というか、めちゃ嫌われます。

そこから尊敬する先輩からの怒りのフィードバックを受け、今は完全に「お客さんの話を徹底的に聞く」というスタイルに変更。そうなると当然ですが、お客さんを紹介されることも増え、色んな人との出会いが増えました。

僕がお客さんの話を聞くときに意識してるのは、表面上の言葉でなく心の底に隠れてる部分。いわゆる「潜在意識」と言われるものです。

潜在意識と顕在意識

自分で認識できてる部分は全体の約10%。それ以外の「約90%が認識できない潜在意識」です。ようは問題の多くは、本人が認識してない無意識の部分にあります。

この目に見えない潜在意識にある問題を解決せずに、表面上の問題だけ解決しても「なんか想像してたのと違う・・」という結果になってしまいます。

具体的な例でリフォームによくあるのが「収納を増やしたい」という相談です。

顕在意識:表にでている悩み

目に見える顕在意識の問題は、

  • リビングのモノが増えたので収納を増やしたい!

と本人が思っていても・・

潜在意識:隠れてる悩み、本人が自覚できてない

本人が認識できてない潜在意識では、

  • 友人が来客したときに、汚い家だと思われたくない
  • いらないモノも多いけど捨てるのが面倒くさい

というように、収納を増やしたい理由が違うかもしれません。

重要なのは、理由が違えば「具体的な解決方法」も変わることです。もちろん収納を増やせば一時的に問題は解決します。ですがモノが増えるとまたリフォームしないといけないので、根本的な解決にはならないですよね。

収納を増やさなくても、来客スペースをリビングから和室に変えれば良いし、整理収納のプロに相談すれば、モノを整理するスキルを覚えれます。

僕は潜在意識に着目するので、最初に聞いたリフォームの要望が、最終的に大きく変更になることも多いです。中には「リフォームするより新築のほうが良さそうですね」というケースもあります。リフォームはあくまで手段なので「本心ではどう思ってるのか」を明確にしないと、満足いくリフォームをすることはできません。

「イメージ通り工事を完成させる」現場の工事管理

僕はプランを考えるのも好きですが、現場を管理するのも得意です。というのも、普通はデザイナーと現場監督は別の人が対応しますが、僕が入社した会社は「営業から現場管理まで1人の人間がすべて対応」していたからです。

現場を知ってるからこそ、良いプラン提案をできる」というスタンスの会社だったんですね。そもそもリフォームは理想のプランができても、形として実現できないと意味がありません。

永山
永山
なので「現場監督」という存在は非常に重要です

現場監督の仕事は大きく分けて4つあります。

  • 工程管理:予定通り工事が進んでいるか
  • 原価管理:人件費、材料費が予算よりオーバーしてないか
  • 品質管理:設計図通りの工事ができてるか
  • 安全管理:現場で事故がおきていないか

これらを専門用語で4大管理ともいいます。すべて大事ですが、中でも僕は「工程管理:予定通りに工事が進んでいるか」が一番重要だと考えています。

なぜなら現場にある程度余裕がなければ、職人にも焦りが生まれ、工事の品質が落ちるのは間違いないからです。引き渡しまで時間がないので「大工が木を切る横で塗装屋がペンキを塗る」なんてなったら最悪な状況です。

例えば料理をするにしても「1時間で夕食をつくるのか、10分しか時間がないのか」では料理のクオリティが変わりますよね。さらに横で旦那が下手くそな手つきで野菜を切ってたら、かなり邪魔で本当にしばきたくなると思います。なので僕が現場管理するときは、工事の予定表である「工程表」を入念に作成します。

工事工程表

工程表の質が低いと現場が混乱するので、繰り返し何度も見直します。

僕は現場監督をする中で、自然と「完成から逆算する」という思考になりました。今僕が自信を持ってプランを提案できるのも、現場経験の土台があり、「リフォームの完成形をリアルに想像できるから」ということです。

永山巧磨の弱み(出来なかったこと)

次は弱みの部分ですね。この記事では正直に全てをお話しするので、率直に僕の評価をしていただければなと思います。

複数のことを同時に進めること

僕はDIYをしたり、パソコンを操作したりと手先が器用な反面、同時に複数のことをするのが苦手です。

僕には今2歳の息子がいますが「子育てしながら家事をする」・・というのは正直いって全然できる気がしません。おむつを変えながら洗濯物を干し、同時に料理をつくる!なんて芸当は不可能。なので、子育てしながら家事をしてる主婦の方には尊敬しかありません。

リフォームの仕事も業界的に年間80件ぐらい担当するのが一般的ですが、僕は50~60件ぐらいで「もう無理・・、多すぎてわからん」となります。もちろん工事の規模によりますが、小さい工事でも100件やれ!と言われたらパニックになるでしょう。

なので今は「規模の大きい案件を丁寧に対応する」というスタイルで仕事をしています。同じように、このブログも記事数を書くより「1記事つずつ丁寧に書こう」という意識に変わりましたね。

水漏れや故障などの修理工事

間取り変更リフォームと違い、古くなり故障したものを直す修理案件はあまり得意ではありません。例えば、壁紙張り替えとか水栓交換といった内容ですね。間取り変更が長期スパンで工事管理するのに比べ、修理は緊急性の高い工事なので短期決戦、仕事のスピードが求められます。「現地で問題を把握して、すぐに職人を手配する!」という感じですね。

極論、職人を手配するだけの話なんですが・・、僕の「細かい事を気にし過ぎる」という性格が災いして、かなり仕事が遅いです。

  • 職人は昼過ぎに他の現場が終わったら行けるけど、午前中に万が一トラブルがあったら・・。お客さんも時間がわからなかったら困るし。
  • 内容的に問題ないけど、振動で古い配管の一部が破損したら・・
  • 急なトラブルもあるし僕も待機しようか。でもこの日は時間厳しいな。

と、確率の低い将来の不安がエンドレス頭の中を駆け回ります。こんな不安は基本起こらないので、

永山
永山
さっさと段取りしろよ、バカ!!

という話なんですが。まぁ性格は中々直せないです。なので今は得意な「全面改装のリフォーム」をメインに活動しています。

自分の強み・弱みを正直に書いて思ったこと

あらためてバランスが悪く偏ってるなぁ、と思いつつ。やはり僕は「1人の人と徹底的に向き合う」ことが好きだなぁと思いました。

色んなことを同時にするのが苦手で、一つのことを深堀りして考え続けるのが得意。実際、大学在学中にインテリアの勉強をはじめて、10年以上リフォームの仕事をしています。

その結果、リフォームは家の見た目だけでなく「その人の生き方を変えること」という本質に気づき、今ではどん人間になり、誰と、どんな関係を築きたいですか?という目的から逆算したリフォームの提案をするようになりました。

ちなみに、フロイト・ユングに並ぶ三大心理学者の一人「アドラー」はこのように言っています。



引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/アルフレッド・アドラー

人間の悩みはすべて対人関係の悩みである

「嫌われる勇気」の本がベストセラーになったので、知ってる人は多いと思います。アドラーの言葉を代弁すると「人との関係性が良くなると、悩みがなくなり人生の質が上がるよね」ともいえます。

なので、人生を根本的によくするには「誰と、どんな関係を築くのか」というのが大きなテーマ。家は毎日生活する空間なので、この視点を無視してリフォームをするのは正直もったいないです。

  • 家族と仲良く暮らすために、皆がストレスない間取りにする
  • 友人がよく遊びにくるので、楽しめるように来客スペースを広くしたい
  • 仕事の付き合いが最優先なので、家では休息を第一にする

と、いうように「何を大事にしたいのか」がわかれば、どんな家にしたいかが自然と決まります。なので、どんなに面倒でも「何を大事にしたいのか」という目的を第一に考える必要があります。

リフォーム=目的達成のための手段

永山さん、リフォームは目的から逆算して考えれば良いのはわかりました。でも自分が何を大事にしてるなんて、すぐには頭が整理できません」という人もいると思うのでお答えすると、

永山
永山
僕は「他の人と話しすること」をお薦めします

というのも自分の中で答えが見つからなければ、外に探しに行くしかないからです。実際、友達と気軽に雑談するだけで答えが見つかるというケースは多いです。信頼できる友人であれば本音で話しできるので、潜在意識がポロっとでてきたりするんですよね。

なのでリフォームをする前提であれば、信頼できる業者と話をするのが一番です。もちろん「偶然にも友達がリフォーム業者でした」というのはレアなので、良い業者の探し方をお伝えします。信頼できる業者が見つからない、という人は一度読んで見てください。

リフォーム会社の情報を集めすぎて迷走する人は多いですが、「人にフォーカスする」と結果的に良い業者が見つけやすいですよ。

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