リフォーム業歴は12年で、これまで800件以上の現場を経験してきました。
これからお話しするのは、
- 中庭も広いしウッドデッキが欲しい
- どうせなら長持ちするウッドデッキが良いけど
- 実際、ウッドデッキって高いよね
といった「ウッドデッキのリフォーム費用」についてです。
まず前提として、工務店よって見積もり金額は違うのだけ覚えておいてください。
商品の仕入れ値や人件費、会社の利益率も変わるので当然といえば当然です。
ですが僕自身リフォーム経営、営業経験の中で商社やメーカー、業界内の知り合いも多いので、ここでの話は実際それほど誤差はないと思います。
では結論をいうと、ウッドデッキ設置は20万~50万円ぐらいします。
もちろん、サイズや木材の種類で金額は大きく前後しますけどね。
それでは、具体的にお話ししていきます。
天然木はピンキリ、人工木は業者の違いが少ない
ウッドデッキの費用は「材料費+工事費」で決まります。
なので、順番に解説していきます。
【材料費】自然木?人工木?
まず、自然木はピンキリなんですよね。
普通はハードウッドと呼ばれる耐久性の高い木材を使います。
ウリン・ウバ・イペとかですね。
どれもそれなりに費用がかかります。
でも予算重視の場合は、もっと耐久性の低い材料を使うケースもあります。
雨当たらないとこだしねー、って。お薦めしませんが。
こんな感じで、自然木は使う材料次第でコストも大きくかわります。
業者の在庫を使えるケースもありますしね。
次は、人工木ですがいわゆるメーカーの既製品です。
樹脂成型してるので、木材の反りや変形がほとんどないです。
メンテナンスを重視するなら、人工木がお薦めです。
人工なので見た目の雰囲気は天然木に負けますけどね。
こちらは、業者間での差がまず少ないです。
商社から仕入れるので、多少金額差がでるだけです。
ネックは、工務店によって仕入れるメーカーが縛られることがあるぐらい。
では、天然木と人工木はどちらが安いのか?
天然木のほうが種類を選べるので安く抑える工夫ができます。
逆に質の高い天然木を選ぶなら、人工木より断然高くなりますね。
人工木は良くも悪くも金額が安定しています。
【工事費】自然木?人工木?
工事費は簡単にいうと「どっちが短時間で工事できるか?」です。
結論をいうと、職人の腕次第ですねー、という話。
それを言ったらおしまいなので、率直にいうと・・
木材の加工がしやすい人工木のほうが工事は早いです。
天然木のハードウッドは本当に硬いんですよ、切るのが大変。
一概には言いにくいですが、人工木を専門にやってる業者がピカイチ。
工事費を抑えようと思ったら、人工木のが安くつくと思います。
【結論】結局、どっちが安いのよ
【高い】天然木(ハードウッド)
【普通】人工木
【安い】天然木(粗悪品?)
というのが結論です。
業者によって本当に違うんですけどね。
予算だけで決めることはないと思うので、これぐらいにしておきます。
ウッドデッキのリフォーム、工事のイメージ
Before
次は工事のイメージをみていきましょう。
裏庭にウッドデッキをつくってみます。
こちらはリビングからの視点。
窓を開けて行き来するので、雰囲気はかなり重要。
After
ウッドデッキをつくるとこんな感じです。
雰囲気は完全に変わります、バーベキューとかできるのが最高。
リビングからの視点はこんな感じ。
優雅に読書しても良いし、晩酌してもアリ。
小さい子供が駆け抜けていく想像もできますね。
ちなみに、ウッドデッキの足元には束石を設置します。
今後のメンテナンスを考えると、庭はコンクリートにするのがお薦めです。
ウッドデッキの設置、見積もり費用
ウッドデッキの設置、見積もりはこんな感じです。
サイズは、1.8m×3.6mぐらいのイメージ。
項目 | 詳細 | 金額 |
---|---|---|
商品代 | ウッドデッキ材、束石 | 200,000円 | 外構工事 | ウッドデッキ加工及び組立 | 150,000円 |
廃材費 | 発生廃材処分費 | 15,000円 | 諸経費 | 交通費、駐車場代 | 25,000円 |
これを合計すると、39万円です。
単純にウッドデッキの広さで金額が大きく変わります。
もう少し小さめなら、30万円以下でも工事できると思いますよ。
工事期間は、最低2日~4日ぐらいの完成が目途ですね。
まとめ
最後にまとめると、
- ウッドデッキの費用は、20万~50万円ぐらい
- 工事期間は、2日~4日あれば完成
- 必要な材木の量で、見積もり金額も大きく変わる
という感じです。
こんな感じで、ウッドデッキに関しては一般化して説明は難しいです。
結局、「どの広さで、どんなウッドデッキにするの?」って話ですから。
でも最初は、どんなウッドデッキにすれば良いかわかりません。
なので複数の業者に相談しながら、少しづつ具体的に決めるのが良いですよ。
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