僕はこれまでリフォーム業歴12年で、800件以上の現場を経験してきました。特に間取り変更があるような全面リフォームを得意としています。洗面台を100台以上は販売した経験もあるので、アフェットの率直な意見をお話しします。(ちなみに、微妙な部分も正直に書いています)
まず、この記事を読んでるということは、
「トクラス アフェットの評判って実際どうなの?安心して選んでいいの?」
という疑問があると思います。なので、まずはアフェットのメリットをご紹介。
その後に「アフェットのデメリットや特徴、価格といった全体像」をお話ししていきます。
トクラス洗面台はこちらの記事にまとめています。
>>【トクラス洗面台で後悔】全6種類のデメリットから選び方まで徹底解説!
トクラス アフェットのメリット
3タイプあるので、ライフスタイルに合わせて選べる
アフェットはライフスタイルに合わせて、「3タイプ」から選べます。
- アフェット:ボウル&カウンター一体型の洗面台
- セレクトボウル:3種類のボウルを選べる洗面台
- ベッセルタイプ:ボウルをカウンターに設置する洗面台
3タイプとも高級感がある素材を使用していて、サイズバリエーションも豊富。オプションの組み合わせパターンも豊富にあります。
なので「メインの洗面台はもちろん、セカンド洗面台として寝室・玄関廊下にも設置しやすい」のが一番のメリットといえます。
傷がつきにくい人造大理石など、機能性が高い
トクラスの一番の強みは「高品質な人造大理石」。国産初の人造大理石カウンターを発売したトクラスは、人造大理石の質・技術に高い定評があります。具体的には、
- メラミンスポンジなどで研磨すると小さい傷がキレイになる
- 陶器と比べて衝撃に強く割れにくい
- ヘアカラーなどが染み込みにくい
といったメリットがあります。
アフェットシリーズは3タイプとも人造大理石ボウルを採用してるので、「陶器より人造大理石ボウルが好みの方にはお薦めの洗面台」です。
扉カラーが豊富で、デザイン性も良い
トクラスは豊富な扉カラーを用意してるのも、大きな特徴です。トクラスの前身はヤマハリビングテック。元々は「ヤマハの楽器・ピアノ製造の木材技術」のノウハウを生かして、高級家具の製造に発展しました。今はキッチンや洗面台の扉にも、その木材技術が使われており
- アフェット:全20色
- セレクトボウル:全26色
- ベッセルタイプ:全30色
から選ぶことができます。鏡面仕上げ・マット仕上げの2パターンあるので、より好みの洗面台を実現できます。なので「デザイン性を重視する方にも相性の良い洗面台」といえます。
トクラス アフェットのデメリット
金額が高い
アフェットは高級グレードなので「金額が高い」のがデメリットです。金額の目安として、
- アフェット:30万円~60万円
- セレクトボウル:35万円~90万円
- ベッセルタイプ:35万円~70万円
ほどの定価になります。金額が高いだけでなく、オプションの選択肢も豊富ので、仕様を決めるのに悩む方は多いです。
洗面台、トクラスのアフェットがドンピシャかもしれない…インスタみてると、鏡と洗面台をバラバラの人多いけど、考えるの無限になって大変そう…と弱気
— きなこ@積水ハウス家づくり中 (@meimei_house) May 29, 2024
なのでショールームで実物を決める前に、「ご自身の理想のライフスタイルを明確にする」ことが大切。
「理想の実現から逆算して、洗面台を選ぶ」という手順を踏まないと後悔するケースが多いです。
【参考】リフォームで失敗するパターンとは?800件以上の工事を経験した結果
トクラス アフェットの特徴
先ほど紹介したアフェットの特徴は、
- 3タイプあるので、ライフスタイルに合わせて選べる
- 傷がつきにくい人造大理石など、機能性が高い
- 扉カラーが豊富で、デザイン性も良い
でした。では3タイプある中から、どのタイプを選べば良いか?
まず結論をいうと、機能性を重視する方は「アフェット」。機能性だけでなく、デザイン性も重視する方は「セレクトボウル」。高級感あるセカンド洗面台として採用するなら「ベッセルタイプ」がお薦めです。
その理由は「ボウル形状の違い」にあるので、順番に解説します。
アフェットの洗面ボウル
アフェットの洗面ボウルは「カウンターと一体成型されており、継ぎ目がない構造」。なので汚れもたまりにくく、お手入れも簡単です。
中級グレードの「エポック」は幅750mm・900mmサイズですが、アフェットは幅1200mmサイズも用意してあります。なので洗面所が広くて、より収納量が豊富な化粧台を置きたい方にはアフェットが最適です。
セレクトボウルの洗面ボウル
セレクトボウルはその名の通り、「ボウルの種類とカウンターの色を選べる」のが特徴です。
- 洗面ボウル:オシャレな丸形形状
- 洗髪ボウル:肘からの水ダレを防ぐ形状
- マルチユースボウル:つけ置き洗いなど家事がしやすい形状
マルチユースボウルは一体成型なので、選べるカラーは人造大理石ホワイトのみ。ですが洗面ボウル・洗髪ボウルは高級感ある「ニューグラーナホワイト・グラニットホワイト(白・黒)」が選べます。
さらにセレクトボウルは同時に2人でも使える「ツインボウル」にすることも可能。
忙しい朝にも優雅な時間を過ごせるので、家族の多い家庭だと理想の洗面台ですね。
セレクトボウルはトクラス洗面台の最高級グレードなので「機能性だけでなく、デザイン性も重視する方にお薦め」です。
ベッセルタイプの洗面ボウル
ベッセルタイプは「ボウルをカウンターに設置するタイプ」の洗面台。ボウルは3種類が用意されています。
- マルチユースベッセル:使い勝手の良い大容量タイプ
- 手洗いベッセル:丸形
- 手洗いベッセル:角型
そしてカウンターには人造大理石と高級感ある「テノールWカウンター」と呼ばれる4色があります。
テノールWの表面は樹脂が積み重ね塗布した「タフエンボスコート層」になっており、傷がつきにくい材質になっています。
同じベッセル型の「トクラス レスト」以上に、デザイン性の高いベッセル型洗面台。なので「より高級感のあるセカンド洗面台が欲しい方にお薦め」です。
トクラス アフェットの基本性能
会社名 | アフェット | セレクトボウル | ベッセルボウル |
---|---|---|---|
サイズ寸法 | 750mm,900mm,1200mm | 900mm,1200mm,1500mm,1650mm,オーダー仕様 | 750mm,900mm,1200mm,1500mm,1650mm |
奥行き | 560mm | 600mm | 500mm,600mm |
高さ | 1900mm,1800mm | 1900mm | – |
洗面ボウル材質 | 人造大理石 | 人造大理石 | 人造大理石 |
ベースキャビネット | オールスライド,片引き出し,開き扉,フロートタイプ | オールスライド,ツインボウル,ニースベース,ベッドプラン | オールスライド,ツインボウル,オープン |
ミラーキャビネット | 1面鏡,アクセントミラー,2面鏡,3面鏡,乾くん棚 | 1面鏡,2面鏡,3面鏡,お化粧ミラー,乾くん棚 | 1面鏡,サークルミラー,3面鏡,乾くん棚 |
水栓 | 洗髪シャワー水栓(オールメッキ・樹脂),シングルレバー水栓 | 洗髪シャワー水栓(オールメッキ),シングルレバー水栓 | シングルレバー混合水栓 |
扉カラー | フローズンホワイト,コーラルピンク,サフランイエロー,ミッドナイトブルー,ワインレッド,フォレストグリーン,ベーシックホワイト,シルクホワイト,グロウホワイト,グロウミディアム,グロウダーク,ペールメープル,ライトオーク,ミディアムチーク,ダークウォルナット,リファインドホワイト,リファインドモカ,グレースストーン,ダークレザー,エイジングゴールド,ホワイト | 白練,絹鼠,菜の花色,藍色,栗皮色,黒漆,フローズンホワイト,コーラルピンク,サフランイエロー,ミッドナイトブルー,ワインレッド,フォレストグリーン,ベーシックホワイト,シルクホワイト,グロウホワイト,グロウミディアム,グロウダーク,ペールメープル,ライトオーク,ミディアムチーク,ダークウォルナット,リファインドホワイト,リファインドモカ,グレースストーン,ダークレザー,エイジングゴールド,ホワイト | アイアンブラック,メテオダークグレー,バーストブラウン,ソルティホワイト,ホワイト,ライトグレー,ライトベージュ,セージ,ダークベージュ,ダークグレー,ピンク,ネイビー,オリーブ,テラコッタ,ライトベイストーン,セルベライトベージュ,メタリックスタッコ,ネイビーゾーン,グレーストーン,ダークレザー,エイジングゴールド,クリームストーン,スムースモルタル,リファインドホワイト,リファインドモカ,ライトオーク,ミディアムチーク,ダークウォルナット,ベーシックホワイト,シルクホワイト |
カウンターカラー | ホワイト | ニューグラーナホワイト,グラニットホワイト,グラニットブラック | アイアンブラック,メテオダークグレー,バーストブラウン,ソルティホワイト,マーブルホワイト |
ホームページ | 「公式サイト」 | 「公式サイト」 | 「公式サイト」 |
トクラス アフェットの価格
アフェットの参考価格は以下の通りです。
アフェット(W750・片引き出し・3面鏡)
本体標準価格 W750 | 318,000円(税抜) |
---|---|
片引き出しタイプ | -18,000円(税抜) |
合計 | 300,000円(税抜) |
アフェット(W900・オールスライド・1面鏡)
本体標準価格 W900 | 362,000円(税抜) |
---|---|
1面鏡(LED) | -16,000円(税抜) |
合計 | 346,000円(税抜) |
アフェット(W1200・オールスライド・3面鏡)
本体標準価格 W1200 | 394,000円(税抜) |
---|---|
合計 | 394,000円(税抜) |
セレクトボウル(W900・洗髪ボウル)
本体標準価格 W900 | 354,000円(税抜) |
---|---|
カウンターグラニットホワイト | 33,000円(税抜) |
3面鏡(LED) | 16,000円(税抜) |
合計 | 403,000円(税抜) |
セレクトボウル(W1200・マルチユースボウル)
本体標準価格 W1200 | 431,000円(税抜) |
---|---|
マルチユースボウル | 46,000円(税抜) |
オールスライド(中央) | -11,000円(税抜) |
2面鏡(LED) | 30,000円(税抜) |
合計 | 496,000円(税抜) |
セレクトボウル(W1650・マルチユースボウル)
本体標準価格 W1650 | 560,000円(税抜) |
---|---|
マルチユースボウル | 46,000円(税抜) |
オールスライド(ボウル片寄せ) | 18,000円(税抜) |
2面鏡(LED) | 42,000円(税抜) |
合計 | 666,000円(税抜) |
ベッセルボウル(W1650・オールスライド片寄せ)
合計価格 | 977,400円(税抜) |
---|
ベッセルボウル(W900・オールスライド中央)
合計価格 | 431,200円(税抜) |
---|
ベッセルボウル(W1500・ブラケットタイプ)
合計価格 | 393,500円(税抜) |
---|
サイズ、キャビネットの種類やオプションで金額が変わります。あとは「アフェットの値引き率、工事価格」で最終的な見積もり金額が決まります。
なので、予算を抑えるなら「相見積もりして、見積もり比較する」のが何よりも重要です。
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トクラス アフェットのよくある質問
- アフェットはリフォーム向きの商品ですか?
- アフェットは「低天井・高さ1800mm」も用意してるので、マンションの梁にも対応しやすいです。またセレクトボウルはミリ単位でサイズオーダーできるのもメリットです。
- アフェットのボウル素材は何ですか?
- アフェットの洗面ボウルは全てのタイプで「人造大理石」を採用しています。
トクラス アフェットの施工事例(評判・口コミ)
洗面台、トクラスのアフェットがドンピシャかもしれない…インスタみてると、鏡と洗面台をバラバラの人多いけど、考えるの無限になって大変そう…と弱気
— きなこ@積水ハウス家づくり中 (@meimei_house) May 29, 2024
トクラス アフェットの新しい口コミ、評判
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一個一個の口コミを吟味してもあまり意味がないので、共通点だけいうと「洗面台を選ぶ基準が明確な人」は商品選びが上手くいっている、というのが僕の意見です。
選ぶ基準が曖昧な人ほど、値引き額に流されて「安かろう悪かろう」の商品を選びがち。
なので口コミに左右されず、実際に業者に相談しつつ、自分の基準(価値観)で商品を選定する意識が重要になってきます。
トクラス アフェットの評判まとめ
最後にまとめると、アフェットは
- 3タイプあるので、ライフスタイルに合わせて選べる
- 傷がつきにくい人造大理石など、機能性が高い
- 扉カラーが豊富で、デザイン性も良い
という特徴があります。高級グレードの洗面台なので、予算を抑えたい方は「エポック」「レスト」。
ですが「機能性もデザイン性も妥協したくない方」には、アフェットはお薦めの洗面台です。
あとはショールームで実物に触れて、実際に体感した印象から 『自分の基準』で洗面台を選ぶのが大切です。
1年で70000回以上読まれてる記事です
安くリフォームする方法とは?
ちなみに、見積もりして「はい、お願いします」ではダメで、こっちの予算に合わせてもらう工夫が必要なんですよ。この前提を間違っている人が意外と多いです。
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リフォームで失敗するパターンとは?
「家が綺麗になって快適、リフォームして良かった!」という声はよく耳にしますが、リフォームで失敗した理由を分析した、という記事が少なかったので書いてみました。
リフォームで失敗するパターンとは?800件以上の工事を経験した結果