僕はこれまでリフォーム業歴12年で、800件以上の現場を経験してきました。特に間取り変更があるような全面リフォームを得意としています。洗面台を100台以上は販売した経験もあるので、ジョリエの率直な意見をお話しします。(ちなみに、微妙な部分も正直に書いています)
まず、この記事を読んでるということは、
「トクラス ジョリエの評判って実際どうなの?安心して選んでいいの?」
という疑問があると思います。実際、グーグルで「ジョリエ 後悔」と検索する人は沢山います。なので、まずはジョリエのデメリットを紹介。
その後に「ジョリエの特徴や価格、口コミといった全体像」をお話ししていきます。
トクラス洗面台はこちらの記事にまとめています。
>>【トクラス洗面台で後悔】全6種類のデメリットから選び方まで徹底解説!
トクラス ジョリエのデメリット3選
ジョリエのデメリットを解説するために、中級グレードの「エポック」を比較材料にして解説していきます。
水栓周りが汚れやすい
ジョリエは「水栓周りが汚れやすい」のがデメリットです。デッキ水栓と呼ばれる、床から立ち上がった水栓なので、水垢汚れになりやすい。
壁付け水栓であるハイバックカウンターだと、水栓周りが汚れにくいので人気があります。エポックであれば壁付け水栓で、「洗面ボウルと背面のバックガードが一体成型になってる」ので掃除がとても簡単です。
ジョリエに比べると値段は上がりますが、エポックのほうが掃除がしやすい洗面台です。
洗面ボウルが陶器性なので、割れるリスクがある
ジョリエは陶器製のボウルなので「ひび割れする」リスクがあります。
- 化粧品を落としてボウルにヒビがいった
- 子供の脚を洗ってる際に、蹴ってヒビが入った
といった事例もあります。万が一のリスクを避けたい方は「人造大理石の洗面ボウルがお薦め」です。先ほど紹介した、エポックの洗面ボウルは人造大理石になっています。
カラーバリエーションが少ない
ジョリエは扉の「カラーバリエーションが少ない」のもデメリット。エポックと比較すると、
- ジョリエ:6色(マット仕上げ)
- エポック:10色(鏡面仕上げ)+12色(マット仕上げ)
ジョリエは6色で、エポックは全部で22色から選べます。16色も選べる色に差があるので「デザイン性を重視する方には、ジョリエは物足りない洗面台」なのは間違いありません。
トクラス ジョリエのメリット
金額が安い
ジョリエは普及品グレードの洗面台なので「金額が安い」のがメリットです。値引き後の価格をエポックと比較すると、
- ジョリエ:定価207,000円×割引率55%OFF=93,150円
- エポック:定価253,000円×割引率45%OFF=139,150円
「4万6千円の差」になります。(W750・三面鏡・片引き出しプランの比較)
なので予算を重視する方だと、ジョリエはお薦めの洗面台といえます。
大容量陶器ボウルなので家事がしやすい
ジョリエは「大容量陶器ボウルで家事がしやすい」のもメリット。洗面ボウルの先端がキャビネットの前面に出るほど、大容量のサイズで作られています。
なので洗濯物を手洗いしたり、つけ置き洗いするのにも便利。洗面台で家事をする頻度が多い方には嬉しいポイントです。
収納のオプションが豊富にある
ジョリエは「収納のオプションが豊富にある」のも良い点ですね。ジョリエはサイズが幅60センチ・幅75センチの小さいタイプしか用意してないので、収納量を増やすなら、キャビネットの設置は必須。
- 吊戸棚(ウォールキャビネット)
- サイドキャビネット(上部)
- サイドキャビネット(下部)
の3種類が用意されてるので、使い勝手に合わせてセレクトできます。「洗面台と扉の色を合わせれる」ので、デザイン的にもスッキリします。
トクラス ジョリエの特徴
先ほど紹介したジョリエの特徴は、
- 金額が安い
- 大容量陶器ボウルなので家事がしやすい
- 収納のオプションが豊富にある
の3点。そして「ベースキャビネットが3種類から選べる」のも特徴です。
ベースキャビネットが3種類から選べる
ジョリエのベースキャビネットは、
- ワイド引き出しタイプ:上段と下段が用途別に収納でき、奥にしまった物の出し入れしやすい
- 片引き出しタイプ:小引き出しと開き扉の組み合わせで、効率的に収納できる
- 開き扉タイプ:バケツや洗剤ストックなど、背の高いものもしっかり収納できる
3タイプが用意されてるので、予算や用途別に選ぶことができます。ちなみに扉の表面は「コート加工」されてるので、お手入れも簡単です。
ミラーキャビネットは2種類|くもり止めミラーも装備
ミラーキャビネットは「3面鏡」と「1面鏡」の2種類が用意されてます。お薦めはもちろん、収納量が豊富な3面鏡。電気代がかからない「くもり止め加工のミラー」になってるので、光熱費も抑えれます。
1面鏡も「ドライヤーフック、仮置き棚」など細かい配慮がされてるので、使いやすい仕様になっています。
トクラス ジョリエの基本性能
会社名 | トクラス株式会社 |
---|---|
商品名 | ジョリエ |
サイズ寸法 | 600mm、750mm |
奥行き | 450mm(ボウルは560mm) |
高さ | 1865mm、1930mm |
洗面ボウル材質 | 陶器 |
ベースキャビネット | ワイド引き出し、片引き出し、開き扉 |
ミラーキャビネット | 1面鏡(LED)、3面鏡(LED) |
水栓 | 洗髪シャワー水栓 |
カラー | ソフトホワイト、ソフトオレンジ、ライトチェリー、ブラウンチェリー、ダークチェリー、ホワイト |
ボウルカラー | ホワイト、ピンク |
ホームページ | 「公式サイト」「図面・CAD」「カタログ」「取扱説明書」 |
トクラス ジョリエの価格
ジョリエの参考価格は以下の通りです。
W750(片引き出し・3面鏡)
ベースキャビネット | 74,000円(税抜) |
---|---|
ミラーキャビネット | 90,000円(税抜) |
水栓 | 43,000円(税抜) |
合計 | 207,000円(税抜) |
W750(ワイド引き出し・1面鏡)
ベースキャビネット | 96,000円(税抜) |
---|---|
ミラーキャビネット | 52,000円(税抜) |
水栓 | 43,000円(税抜) |
合計 | 191,000円(税抜) |
W600(開き・1面鏡)
ベースキャビネット | 51,000円(税抜) |
---|---|
ミラーキャビネット | 49,000円(税抜) |
水栓 | 43,000円(税抜) |
合計 | 143,000円(税抜) |
サイズ、キャビネットの種類やオプションで金額が変わります。あとは「ジョリエの値引き率、工事価格」で最終的な見積もり金額が決まります。
なので、予算を抑えるなら「相見積もりして、見積もり比較する」のが何よりも重要です。
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トクラス ジョリエのよくある質問
- ジョリエはリフォーム向きの商品ですか?
- リフォームでも設置可能ですが、特別リフォーム対応向けの部材がある訳ではありません。「エポック」であれば、低天井タイプ・既存配管逃げユニットなどの用意があります。
- エポックのボウル素材は何ですか?
- ジョリエの洗面ボウルは「陶器製」です。陶器は小さな傷は付きにくいですが、衝撃に弱いのでひび割れのリスクもあります。なので小さいお子さんがいる家庭であれば、人造大理石の「エポック」がお薦めです。
トクラス ジョリエの口コミ、評判
トクラス、ジョリエの口コミはネット上にはありませんでした。なので、
- 洗面ボウルが陶器製
- 洗髪シャワー水栓
- 低価格帯の洗面台
と共通項が多い「リクシル オフト」の口コミを参考のため、載せておきます。
作業場に洗面台をつけようと思ったのでこの商品を選んだ。思っていたよりも小さくてすっぽりと入るサイズ。もう少し大きくても良かったが、洗面ボウルも中々の大きさなのでこれでもいいと思う。ただ、私は作業場のちょっとした手洗い場としてこれにしたが、もっとグレードのあるものと比べると月とスッポンだと感じるくらいに普通の洗面台だと思われる。あと5万ほど出せばそれなりのものを買えるので過度な期待はオススメしない。引用:リノコ
洗面所の空間がそんなに広くないのでコンパクトな洗面台を探していました。ドアは開くタイプなので大きいとどうしても洗面台に当たります。そんな中家族が見つけてくれたのがこのオフトでした。最近の洗面台はすごいですね。結構お安いのにエコやら汚れが取れやすかったり、奥行きが小さいのにボウルが広かったり…どうなっているんですかね(笑)とにかく前の洗面台は本当に劣化していて茶色く黄ばんでいたので清潔感のある洗面所になって嬉しいです。引用:リノコ
トクラス ジョリエの新しい口コミ、評判
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一個一個の口コミを吟味してもあまり意味がないので、共通点だけいうと「洗面台を選ぶ基準が明確な人」は商品選びが上手くいっている、というのが僕の意見です。
選ぶ基準が曖昧な人ほど、値引き額に流されて「安かろう悪かろう」の商品を選びがち。
なので口コミに左右されず、実際に業者に相談しつつ、自分の基準(価値観)で商品を選定する意識が重要になってきます。
トクラス ジョリエをお薦めしない人、お薦めする人
最後にまとめると、ジョリエは
- 金額が安い
- 大容量陶器ボウルなので家事がしやすい
- 収納のオプションが豊富にある
という特徴があります。
水栓周りが汚れやすいというデメリットがあるので、機能性を重視する方は「エポック」がお薦め。ですが予算を少しでも抑えたい方には、ジョリエは良い洗面台といえます。
あとはショールームで実物に触れて、実際に体感した印象から 『自分の基準』で洗面台を選ぶのが大切です。
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