リフォーム業歴は12年で、これまで800件以上の現場を経験してきました。
これからお話しするのは、
- 雨よけの庇をつけたい
- 窓からの直射日光が気になる
といった「庇取り付けの費用」についてです。
まず前提として、工務店よって見積もり金額は違うのだけ覚えておいてください。
商品の仕入れ値や人件費、会社の利益率も変わるので当然といえば当然です。
ですが僕自身リフォーム経営、営業経験の中で商社やメーカー、業界内の知り合いも多いので、ここでの話は実際それほど誤差はないと思います。
では結論をいうと、庇取り付けは5万~8万円ぐらいします。
もちろん、サイズや現場の状況で金額は変わりますけどね。
それでは、具体的にお話ししていきます。
リフォームで使うのは、後付け庇
壁にビスで固定するだけでよい、後付け庇をつけるのが一般的です。
重要なのが、「下地の有無」ですね。
庇をつける位置に、強度のある下地がなければ庇の取り付けはできません。
木造でれば、間柱と呼ばれる下地が必要です。
木造以外であれば、「アンカー」と呼ばれる部品で取り付け可能。
アンカーは、壁の構造で使い分けて使用します。
- コンクリート:コンクリート用ビス、コンクリート用アンカー
- ALC構造:ALC用アンカー
という感じです。
なぜ、こんな説明をしてるかというと、
「強度がないと外れちゃうよ」「信頼できる業者に依頼しましょうね」
「中には適当な業者もいますよ」と、いうことを理解してほしいからです。
それでは、庇の取り付けイメージをみていきます。
庇の取り付け、工事イメージ
Before
では、勝手口の上に庇を取り付けしていきます。
建ぺい率の問題で、庇がついてない家も多いですからね。
After
こちらが、庇取り付け後のイメージ。
勝手口であれば、シンプルな庇が多いですね。
デザインが変わるとこんな感じ。
庇の位置によっては、デザイン性も重要ですよね。
こちらは、固定用ステー付きの庇です。
サイズの大きい庇であれば、こんなデザインが多いですね。
多少であれば、庇の角度を調整できますよ。
庇の取り付けは、1日あれば完成です。
庇の取り付け、見積もり費用
庇の見積もりはこんな感じです。
項目 | 詳細 | 金額 |
---|---|---|
商品代 | アルフィン庇 | 35,000円 | 大工工事 | 庇取り付け | 25,000円 |
諸経費 | 交通費、駐車場代など | 5,000円 |
これを合計すると、6万5千円です。
庇の大きさやグレードで金額も変わってきます。
まとめ
最後にまとめると、
- 庇の取り付け費用は、5万~8万円ぐらい
- 工事期間は、1日あれば完成
- 下地の強度が重要
という感じです。
下地があれば、ビスで固定してコーキングを打つだけなので難易度は低い工事です。
問題は「壁の下地に合わせて金具を使い分けれるか」ということ。
手抜き業者だと、適当に作業されるので業者は慎重に選びましょう。
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