リフォーム業歴は12年で、これまで800件以上の現場を経験してきました。
これからお話しするのは、
- レースってこんなにあるの?
- ただの白色で透けてる布じゃないの、なんでも良いよ
といった「レースカーテン」についてです。
まず前提として、工務店よって見積もり金額は違うのだけ覚えておいてください。
商品の仕入れ値や人件費、会社の利益率も変わるので当然といえば当然です。
ですが僕自身リフォーム経営、営業経験の中で商社やメーカー、業界内の知り合いも多いので、ここでの話は実際それほど誤差はないと思います。
それでは、具体的にお話しをしていきます。
レースカーテンの目的
レースカーテンを使うと、こんな生活に変わります。
- 部屋に太陽の光が入るけど、他人に部屋をのぞかれない
- 冷暖房の効きがよくなって、地味に光熱費の節約ができる
- フローリングや家具の色褪せがしにくくなる
- 万が一、家事が起きても延焼しにくいので安心
- レースカーテンで部屋がオシャレになった
レースカーテンの特徴から逆算すると、こんな感じです。
この中で「どんな生活をしたいか」を考えてから、その生活を満たす商品を選びます。
極論、太陽の光が嫌いな人は、ドレープを閉めきってれば良いんです。
(レースは使わない、って人はたまにいるんですよね)
逆に、外からのぞかれない部屋だとドレープなしの人は多いですよ。
レースカーテンの機能
レースカーテンをつける目的はまとまりましたか?
それでは、次に機能面を並べていきます。
- 遮熱レース → 窓からの熱、冷気の侵入を減らす
- プライバシーレース → 外から中が見えにくい
- UVカットレース → 太陽からの紫外線侵入を減らす
- 防炎レース → 燃えにくい素材なので延焼しにくい
あなたの目的に合わせて、必要な機能があるレースを選びます。
あとは見た目、デザインの問題ですね。
レースカーテンのスタイル
シームレス
オシャレなレースカーテンといえば、「継ぎ目のないシームレス」。
優雅な雰囲気を出してくれるので、高級感も感じやすいです。
こんな感じで、窓上ではなく天井から吊るのもアリですよね。
センタークロス
見た目を大きく左右するのが、カーテンの形です。
カーテンのセンター部分をくっつけてフワッとしたカーブをつくります。
優雅な雰囲気の「センタークロス」は、高級感をつくってくれます。
さらにセンター部分を大きく交差させるのが「クロスオーバー」。
クロスオーバーは開け閉めできないので、使う箇所は限られます。
フリル、フリンジ付き
センタークロスに「フリル、フリンジ」をつけるとより高級感が。
フリル、フリンジは好みが分かれますが、間違いなく空間の質は上がります。
- フリル → 腰窓レースの下部分がフリフリしてます
- フリンジ → 掃き出し窓レースの上に装飾をつけてます
シェード
でました、個人的にお薦めなのが「シェード」です。
上下に開け閉めできるレースで、窓廻りがスッキリします。
日差しの調整もしやすいので、機能的にも使いやすいですね。
オシャレは、突き詰めると他人との違いから生まれます。
普通の家ではあまり見ないからこそ、「オシャレですね~」と言われます。
でも間違った方向にいくと、「個性的ですね~(ダサい)」となります。
とはいえ、シェードを使っていてダサいとはならないですからね。
簡単にオシャレにするなら、シェードを検討するのも良いですよ。
レースカーテンの費用
ホームセンター品 | 大手メーカー品 | |
---|---|---|
腰窓(中) | 2,000円~4,000円 | 5,000円~20,000円 | 掃き出し窓(大) | 3,000円~8,000円 | 10,000円~50,000円 |
レースカーテンの費用は、こんな感じです。
かなりざっくりと分けましたが、大枠のイメージはつかめるかと思います。
やっぱり、大手メーカーの商品は値段が高いです。
ブランドとしての価値もありますが、単純にデザインが豊富です。
「ホームセンターで気に入った物がなければ、メーカーで探す」のがお薦めです。
まとめ
最後にまとめると、
- レースカーテンは目的から逆算して選ぶ
- 予算重視なら、ホームセンター品が安い
- デザイン重視なら、メーカー品だと種類が多いのでお薦め
という感じです。
単純に機能面だけ考えると、ホームセンター品でも十分なんですけどね。
面積が広い分、オシャレな部屋にするならカーテン選びは重要です。
ドレープカーテンとの組み合わせを考えて選びましょう。
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