リフォーム業歴は12年で、これまで800件以上の現場を経験してきました。
これからお話しするのは、
- 洗濯機とベランダの往復がしんどいしキツい
- 物干しから全部一緒の部屋になってればよいのに
- ランドリールームがあれば家事が楽になるのになぁ
といった「ランドリールームのリフォーム費用」についてです。
まず前提として、工務店よって見積もり金額は違うのだけ覚えておいてください。
商品の仕入れ値や人件費、会社の利益率も変わるので当然といえば当然です。
ですが僕自身リフォーム経営、営業経験の中で商社やメーカー、業界内の知り合いも多いので、ここでの話は実際それほど誤差はないと思います。
では結論をいうと、間取り変更が必要だと最低20万円以上はかかります。
もちろん、家の間取りやどんなスペースにするかでかわりますけどね。
それでは、具体的にお話しをしていきます。
【ランドリールームとはなにか?】
洗濯と物干しで乾かす、服をたたんでアイロンがけ。
収納まで一部屋でできる主婦に優しい最高の空間です。
ランドリールームをつくるのは難しい?意外と簡単?
ランドリールームに最低限必要なのは、
- 物干し
- 洗濯機
- 収納
- 乾燥機(予算があれば)
だけです。なので、極論は今の洗面所を広くすれば完成します。
むしろ最低予算でリフォームするなら、広げる方法しかありません。
家によって「どこに、どのように」ランドリールームをつくるかは違います。
なので、今回は一つの例として参考程度にお聞きください。
ランドリールームの施工イメージ
Before
では、施工イメージをみていきます。
この間取りをリフォームして、ランドリースペースをつくります。
After
かなり間取りを変えてみました。
家の状況によっては、大きく間取りをかえないとスペースがつくれません。
和室を狭くして、LDKを対面型に変更。
お風呂と洗面所の位置も大きくかえました。
洗面所を横長にしてランドルームの完成です。
イメージはこんな感じです。
洗面台と洗濯機を横並びにしたシンプルな間取りです。
収納スペースの上をカウンターにしてアイロン掛けもできます。
もちろん、洗濯物を干せる物干しも設置。
洗濯物は結構重量があるので、しっかりとした補強が必要です。
費用はかかりますが、服を乾かすのに乾燥機を設置するのを忘れないように。
ランドリールームの見積もり費用
ランドリールームの見積もりはこんな感じです。
わかりやすく、洗面所を広くする最低限の金額です。
項目 | 詳細 | 金額 |
---|---|---|
養生費 | 養生テープ、エコフルボードなど | 5,000円 | 材木費 | 床束、野材、合板など | 20,000円 |
商品代 | 片引き戸、物干し竿 | 48,000円 |
解体工事 | 床束、野材、合板など | 25,000円 |
大工工事 | 床下地組み、合板張り | 75,000円 |
電気工事 | 一部配線移設 | 15,000円 |
内装工事 | クロス、クッションフロア張り | 50,000円 |
廃材処分費 | 発生廃材処分、運搬費 | 20,000円 |
諸経費 | 交通費、駐車場代など | 15,000円 |
これを合計すると、27万3千円です。
電気の乾燥機を設置すると、プラスで20万円ほどはかかります。
まとめ
最後にまとめると、
- ランドリールームのリフォーム費用は、20万円以上
- 最低限の費用でリフォームするなら、今の洗面所を広くするだけ
- 間取り変更は提案内容と金額が業者によって大きく違う
という感じです。
ランドリールームをつくること自体はそれほど難しくですね。
ただし家の間取りによって、他の部屋を改装する費用がかかります。
なので「どんな間取りにするか」が一番重要なのは言うまでもありません。
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