リフォーム業歴は12年で、これまで800件以上の現場を経験してきました。
これからお話しするのは、
- TOTOのサクアにしようか悩んでいる
- サクアってどれぐらい安くなるの?
- サクアの最安値を知りたい
という「サクアの値引き率」についてです。
前提として、工務店によって値引き率、仕入れの掛け率は大きく違います。
ですが僕自身リフォーム経営、営業経験の中で商社やメーカー、業界内の知り合いも多いので、ここでの話は実際それほど誤差はないと思います。
まず最初に結論をいうと、サクアの値引き率目安は「40%OFF前後」です。
工務店のキャンペーン時期を狙うと、50%値引きも難しくありません。
とはいえ、値引き率だけを追って、逆に高値を掴んでしまう人もいるんですよね。
それでは、具体的にお話しをしていきます。
サクアの割引きが、工務店で大きく違う理由
視点をあげて「どのような仕組みで商品が家に届くか」を理解するのは重要です。
この構造を理解することで、効果的に値段交渉ができるからです。
基本的には、メーカーから直接購入するケースは少ないです。
販売店でもあるニトリのキッチンとった例外もありますけどね。
通常は、顧客と工務店が契約し、商社を経由してメーカー商品を仕入れます。
なので、普通に考えても「工務店と商社の利益がプラスされる」という訳。
もちろん、配送や発注業務を代わりにしてくれるので妥当なマージンですが。
とはいえ「無駄に関係する人が多い」と、その分金額が高くなってしまいますよね。
例えば、以下のようなケース。
商社とメーカーに取引がない場合は、取引ある商社を1社入れて商品を仕入れます。
他にも工務店が直接仕入れず、下請け業者が仕入れるケースもあります。
なぜなら工事の段取り的に、そのほうが都合良い場合もありますからね。
こちらとしては、どんな経由でも良いから安くしてくれたらオッケー。
ですが、あまりに関係する人が多いと「下げ幅が少なく値引きが難しい」のが事実
サクアの施工事例がそもそも少ない場合は、構造的な仕組みが原因かもしれません。最初からサクアの実績が多い工務店に、値引き交渉するのが合理的といえます。
サクアが50%OFFでも安くならない理由
例えサクアの値引き交渉が上手くいっても、合計金額が高ければ意味がありません。リフォームの金額は、「商品代+工事費+諸経費」で決まります。
なのに、商品の値引きだけに視点がいきすぎてる人が意外と多いです。
極論をいうと、工務店は「釣り」で商品代を安くしてるケースが大半。
新聞に入ってるチラシをみれば一目瞭然ですよね。
「サクア50%OFF、台数限定」みたいなチラシ。なのに工事費は極端に高い、とか。(見積もりしてもらわないとわからないから、話だけは進んでしまう)
もちろん、中には「工事費も安くて、全体の金額も安かった!」
というケースもあるので余計に意味がわからなくなるんですけどね。
何が言いたいかというと、「合計金額が全てだよね」、という話。
木を見て森を見ず、じゃないけど手段が目的になってしまうのは避けたいですね。
サクア本体は安いけど「オプション部品が安くない」ってこともあります。比較するのは面倒ですが、リフォームで相見積もりは必須ですね。
サクアをお薦めする人、お薦めしない人
TOTO洗面化粧台の中で、サクアは中級グレードに位置する商品です。
なので金額も安すぎず、高すぎずで万人受けする洗面台です。
で、サクアをお薦めするのは「機能性の高い洗面台が欲しい人」ですね。
サクアは見た目が豪華なわけでなく、欠点の少ない優等生的な洗面台といえます。
なので単純に掃除もしやすいし、機能性も高いのでノンストレスで使用できます。
そして「セフィオンテクト」の陶器は、汚れがつきにくい掃除のしやすい素材です。
スクエア形状の洗面ボウルで広々してるし、「エアインスイング水栓」の壁付け水栓も使いやすい。収納キャビネットの「奥ひろし」は中が広いので洗剤や消耗品を沢山収納できますよ。
逆にお薦めしない人は、「安い洗面台であれば良い人」ですね。
機能性とか興味なくて、普通に使えれたら良いのであれば低価格グレードが良いです。
TOTOだとVシリーズという激安洗面台もあるので、予算重視の人にはサクアをお薦めしません。
まとめ
最後にまとめると、
- TOTO サクアの割引率は40%OFF前後が多い
- 割引しやすい工務店に値段交渉する
- 商品代ではなく、あくまでも合計金額が一番重要
という感じです。
サクアは機能性が高いのに、値段が比較的手頃な良い洗面台です。
なので、あとは信頼できる業者が見つかれば問題なし。
業者比較は面倒ですが、相見積もりは本当に重要ですよ。
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