商品割引,仕入れ値,掛け率
永山
永山
こんにちは、永山です!

リフォーム業歴は12年で、これまで800件以上の現場を経験してきました。

これからお話しするのは、

  • パナソニックのLクラスバスルームにしようか悩んでいる
  • Lクラスバスルームってどれぐらい安くなるの?
  • Lクラスバスルームの最安値を知りたい

という「Lクラスバスルームの値引き率」についてです。

前提として、工務店によって値引き率、仕入れの掛け率は大きく違います。
ですが僕自身リフォーム経営、営業経験の中で商社やメーカー、業界内の知り合いも多いので、ここでの話は実際それほど誤差はないと思います。

まず最初に結論をいうと、Lクラスバスルームの値引き率目安は「40%OFF前後」です。
工務店のキャンペーン時期を狙うと、50%値引きも難しくありません。
とはいえ、値引き率だけを追って、逆に高値を掴んでしまう人もいるんですよね。

それでは、具体的にお話しをしていきます。

【参考】Lクラスバスルームの評判、口コミ。リフォーム業歴12年の意見




Lクラスバスルームの割引きが、工務店で大きく違う理由

商品流通経路,顧客,工務店,商社,メーカー,メーカーから直接は仕入れない

視点をあげて「どのような仕組みで商品が家に届くか」を理解するのは重要です。
この構造を理解することで、効果的に値段交渉ができるからです。

基本的には、メーカーから直接購入するケースは少ないです。
販売店でもあるニトリのキッチンとった例外もありますけどね。

通常は、顧客と工務店が契約し、商社を経由してメーカー商品を仕入れます。
なので、普通に考えても「工務店と商社の利益がプラスされる」という訳。
もちろん、配送や発注業務を代わりにしてくれるので妥当なマージンですが。

とはいえ「無駄に関係する人が多い」と、その分金額が高くなってしまいますよね。
例えば、以下のようなケース。

商品流通経路,顧客,工務店,商社,メーカー,一次商社,二次商社,下請け業者,関与する人が多ければ、金額も高くなりやすい

商社とメーカーに取引がない場合は、取引ある商社を1社入れて商品を仕入れます。
他にも工務店が直接仕入れず、下請け業者が仕入れるケースもあります。
なぜなら工事の段取り的に、そのほうが都合良い場合もありますからね。

こちらとしては、どんな経由でも良いから安くしてくれたらオッケー。
ですが、あまりに関係する人が多いと「下げ幅が少なく値引きが難しい」のが事実

Lクラスバスルームの施工事例がそもそも少ない場合は、構造的な仕組みが原因かもしれません。最初からLクラスバスルームの実績が多い工務店に、値引き交渉するのが合理的といえます。

永山
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安くしたいなら「依頼する業者選び」が一番重要です




Lクラスバスルームが50%OFFでも安くならない理由

例えLクラスバスルームの値引き交渉が上手くいっても、合計金額が高ければ意味がありません。リフォームの金額は、「商品代+工事費+諸経費」で決まります。
なのに、商品の値引きだけに視点がいきすぎてる人が意外と多いです。

極論をいうと、工務店は「釣り」で商品代を安くしてるケースが大半。
新聞に入ってるチラシをみれば一目瞭然ですよね。
「Lクラス50%OFF、台数限定」みたいなチラシ。なのに工事費は極端に高い、とか。(見積もりしてもらわないとわからないから、話だけは進んでしまう)

もちろん、中には「工事費も安くて、全体の金額も安かった!」
というケースもあるので余計に意味がわからなくなるんですけどね。

何が言いたいかというと、「合計金額が全てだよね」、という話。
木を見て森を見ず、じゃないけど手段が目的になってしまうのは避けたいですね。

Lクラスバスルーム本体は安いけど「オプションは定価のまま」ってこともあります。比較するのは面倒ですが、リフォームで相見積もりは必須ですね。

Lクラスバスルームをお薦めする人、お薦めしない人

LクラスバスルームはPanasonicの商品で、高価格帯の浴室として発売されました。オプションの自由度が高く、自分好みの浴室にできるので「高級ホテル・リゾート施設」のようなイメージに仕上げる人が多いです。なめらかな肌触りの「マウント浴槽」、デザインが統一でき、有機ガラス系の「ゲラリオエプロン」「ゲラリオカウンター」は重厚感を感じさせます。

照明デザインも豊富で、

  • ピンホールLED照明
  • 水盤LED照明
  • フラットパネルLED照明
  • フラットラインLED照明

と4種類あります。セレクト一つで雰囲気が変わるので、重要に決めたいパーツ。

他にも「オーバーヘッドシャワー」、「ナノイー搭載のカビシャット暖房乾燥機」と設備も充実しています。

そして、一番は肌を綺麗にする「酸素美泡湯」「オイルヴェール酸素美泡湯」は女性からの支持が高く、

永山
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Lクラス以外は考えられない

と即決する人もいます。

なので「最高品質のお風呂が欲しい人」におすすめの商品です。

逆に、お薦めしないのは「安ければ良い」という人ですね。
Lクラスバスルーム自体は高価格帯のお風呂なので、正直安くはないです。
なので、低予算で新しくするなら他の商品を探すほうが賢明です。

まとめ

最後にまとめると、

  • Panasonic Lクラスバスルームの割引率は40%OFF前後が多い
  • 割引しやすい工務店に値段交渉する
  • 商品代ではなく、あくまでも合計金額が一番重要

という感じです。

Lクラスバスルームは見た目の豪華さだけでなく、機能性も高いお風呂。
なので、あとは信頼できる業者が見つかれば問題なし。
業者比較は面倒ですが、相見積もりは本当に重要ですよ。

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