

僕はこれまでリフォーム業歴12年で、800件以上の現場を経験してきました。特に間取り変更があるような全面リフォームを得意としています。洗面台を100台以上は販売した経験もあるので、ルミシスの率直な意見をお話しします。(ちなみに、微妙な部分も正直に書いています)
まず、この記事を読んでるということは、
「リクシル ルミシスの評判って実際どうなの?安心して選んでいいの?」
という疑問があると思います。実際、グーグルで「ルミシス 後悔」と検索する人は沢山います。なので、まずはルミシスのデメリットを紹介。
その後に「ルミシスの特徴や価格、口コミといった全体像」をお話ししていきます。
リクシル洗面台はこちらの記事にまとめています。
>>【リクシル洗面台で後悔】全6種類のデメリットから選び方まで徹底解説!
リクシル ルミシスのデメリット
金額が高い
ルミシスは最高級グレードなので、中上位グレードのクレヴィに比べると「金額が高い」のが一番のデメリットです。
商品名 | クレヴィ | ルミシス(ハイバックベッセルタイプ) |
---|---|---|
定価 | 約35万円~57万円 | 約59万円~118万円 |
割引率 | 約30~40%OFF | 約25~35%OFF |
たしかにルミシスは高級感があるデザイン・仕様になってるので安くないのは理解できますが、「100万円を超えると流石に高い」ですよね。
https://twitter.com/sho_pad37/status/1768259064134525250
収納が使いづらい
ルミシスはカウンターの素材など高級感はありますが、引き出しの操作性などはそれほど良くありません。例えばルミシスの収納は内部は2段になってますが、「引き出しの扉自体は1つ」の仕様です。


機能性を重視してるクレヴィとは違い、「収納も細かく仕切りがある訳ではない」ので使いずらいと感じる方もいます。
【参考】リクシル クレヴィの評判口コミ、独自調査でリフォーム業歴12年が徹底解説!
リクシル ルミシスのメリット3選
使ってる素材自体に高級感がある
ルミシスは高級感ある素材を仕様しており、「デザイン性が非常に高い」です。カウンターには艶やかな鏡面仕上げ、人造大理石の「ラピシア」を採用。
ボウルと一体成型になっており、掃除がしやすいのもポイント。またハイバックベッセルタイプは「バックパネルにモザイクタイル」を使用。
水栓も通常のシルバーだけでなく、ブラックが選べるなど「個性ある洗面台にオーダーできる」のが最大のメリットといえます。
フェイスフルライトなど照明設計が優れている
ルミシスは照明設計が優れた洗面台です。
- 影が出にくい、フェイスフルライト
- 洗面全体を照らす、上部ライン照明
- 手元を照らす、下部照明
などの照明オプションがあります。特に「フェイスフルライト」があれば、「ファンデーションの塗りムラや髭の剃り残しをチェックできる」ので、非常に便利です。
また「タッチレススイッチ」も用意してあり、手が汚れていても照明のオンオフや調光ができます。

サイズがオーダーで選べる
ルミシスのボウル一体タイプ・ベッセルタイプに関しては「50mm刻みでサイズオーダーできる」のもメリット。家の間取りに合わせて設置できるので、見た目もスッキリします。
隙間を調整する部材も用意してあるので、仕上がりに妥協したくない「こだわり派の方」にもお薦めの洗面台です。
リクシル ルミシスが選べる3タイプの特徴

ルミシスで選べるのは、
- ボウル一体タイプ
- ハイバックベッセルタイプ
- ベッセルタイプ
の3点。どれもがカスタマイズの自由度が高く、デザイン性に優れてる洗面台です。
ルミシス ボウル一体タイプ
ボウル一体型は、洗面ボウルがカウンターに埋め込まれてる洗面台です。
カウンターには人造大理石の「ラピシアカウンター」を採用してるので、他の2タイプより高級感がある「ホテルライクな洗面台」になっています。
蛇口には、自動吐水と手動吐水が切り替え不要の「タッチレス水栓 ナビッシュ」。ミラーキャビネットには「フェイスフルライト」を選ぶことができます。
ルミシス ハイバックベッセルタイプ
ハイバックベッセルタイプは、カウンターの上に洗面ボウルを設置されてるベッセル式と「水栓がカウンターより高い位置に設置されてる」ハイバック式を組み合わせた洗面台のことです。
カウンターは高級キッチン「リシェルSI」と同素材の「セラミックカウンター」。傷がつきにくく、焼き物素材ならではのシックなデザインが人気です。
ボウルには汚れにくい「アクアセラミック陶器」。手元がカーブ形状で手洗いや洗顔がしやすく、ゆったりしたボウル構造なので少量の水でもつけ置き洗いができます。
水栓にはお手入れしやすい「キレイアップ水栓」も採用されてるので、拭き掃除の手間がほとんどありません。なのでデザイン性だけでなく、「機能性を重視したい方にお薦め」の洗面台です。
ルミシス ベッセルタイプ
ベッセルタイプは「木製カウンターに洗面ボウルを設置する」洗面台です。
洗面ボウルには広々使える「ワイドスクエアボウル」。高級感だけでなく、「アクアセラミック仕様」のお手入れしやすい作業性に優れた設計になっています。
木目調のカウンターは2mm単位でオーダー可能。部屋のインテリアにも合わせやすいので、「ナチュラルテイストを好む方にピッタリの洗面台」です。
リクシル ルミシスの基本性能
ボウル一体タイプ | ハイバックベッセルタイプ | ベッセルタイプ | |
---|---|---|---|
サイズ寸法 | 750mm~1800mm ※5㎝刻み | 900mm、1200mm、1500mm | 750mm~1800mm ※5㎝刻み |
高さ | 2000mm、1800mm | 2000mm、1800mm | 2000mm、1780mm |
ボウル材質 | 人造大理石(ポリエステル樹脂) | 陶器製(アクアセラミック) | 陶器製(アクアセラミック) |
扉カラー | ネオグロスホワイト、ラインホワイト、エクリュピンク、サテンベージュ、グロスホワイト、グロスウッドライト、ライトオーク、チェリー、ウォルナット、グロスウッドダーク、グレインブラック、ショコラオーク | グレーズホワイト、グレーズグレー、ライトオーク、チェリー、ショコラオーク | ネオグロスホワイト、クリエベール、クリエラスク、クリエモカ、クリエダーク |
ホームページ | 「公式サイト」「カタログ」「図面・CAD」「取扱説明書」 |
リクシル ルミシスの施工事例
ルミシス ボウル一体タイプ
ルミシス ハイバックベッセルタイプ
ルミシス ベッセルタイプ
リクシル ルミシスの価格
ルミシスの参考価格は以下の通りです。
ルミシス ボウル一体タイプ・W1650
化粧台本体 (フルスライド・スクエアボウルカウンター) |
491,000円 |
---|---|
バックパネル | 155,000円 |
ミラーキャビネット (5面鏡・キレイアップ水栓) |
408,000円 |
セット価格 | 1,054,000円 |
ルミシス ボウル一体タイプ・W1240
化粧台本体 (フルスライド・スクエアボウルカウンター) |
209,000円 |
---|---|
ミラーキャビネット(3面鏡) | 507,000円 |
セット価格 | 716,000円 |
ルミシス ボウル一体タイプ・W930
化粧台本体 (フルスライド・スクエアボウルカウンター) |
240,000円 |
---|---|
ミラーキャビネット (3面鏡・キレイアップ水栓) |
326,000円 |
セット価格 | 566,000円 |
ルミシス ハイバックベッセルタイプ・W1500
化粧台本体 (フルスライド・セミオープン) |
430,000円 |
---|---|
ミラーキャビネット (5面鏡・タッチレス水栓) |
674,000円 |
セット価格 | 1,104,000円 |
ルミシス ハイバックベッセルタイプ・W1200
化粧台本体 (フルスライド・セミオープン) |
256,000円 |
---|---|
ミラーキャビネット (4面鏡・フェイスフルライト) |
526,000円 |
セット価格 | 782,000円 |
ルミシス ベッセルタイプ・W1200+W300
化粧台本体 (フルスライド・ワイドスクエア) |
408,700円 |
---|---|
ミラーキャビネット(3面鏡) | 197,000円 |
トールキャビネット(W300) | 133,000円 |
セット価格 | 738,700円 |
ルミシス ベッセルタイプ・W1200
化粧台本体 (フルオープン・ワイドスクエア) |
440,700円 |
---|---|
ミラーキャビネット(※造作イメージ) | – |
セット価格 | 440,700円 |
サイズ、キャビネットの種類やオプションで金額が変わります。あとは「ルミシスの値引き率、工事価格」で最終的な見積もり金額が決まります。
なので、予算を抑えるなら「相見積もりして、見積もり比較する」のが何よりも重要です。
リフォーム業歴12年でわかった、見積もり金額を30%OFFにする方法
リクシル ルミシスのよくある質問
- ルミシスは水はねしやすい洗面台ですか?
- ルミシスは浅い洗面ボウルが多いので、水はねしやすい仕様です。水はねを懸念してる方は「クレヴィを選ぶのが無難」です。
- ルミシスとクレヴィの違いは何ですか?
- ルミシスは高級感を追求した洗面台ですが、クレヴィは機能性を重視しています。デザイン性も悪くないので、少しでも金額を抑えたい方は、「クレヴィ」がお薦めです。
リクシル ルミシスの評判、口コミ
「利用者の口コミほど頼りになる情報はない」という意見もあるので、ネットにある口コミを掲載しておきます。
https://twitter.com/oanrshyrk/status/1797988283382927566
特に、洗面台で髪を洗う私にとって「高い位置の水栓」はとてもありがたいのだけど。
ハイバックタイプはデザイン的にあまり好きじゃないものが多いし、水栓を上に引き上げられる商品には大抵自動水栓はついてない。
そんな中ルミシスなら、デザイン重視モデルのルミシスでハイバックができちゃう
— みー@積水ハウスで注文住宅 (@meebuildsahouse) April 24, 2024
https://twitter.com/CORALHOME_/status/1756321151184433538
LIXILルミシスの新しい口コミ、評判
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口コミ自体を吟味してもあまり意味がないので、ポイントだけいうと「洗面台を選ぶ基準が明確な人」は商品選びが上手くいっている、というのが僕の意見です。
選ぶ基準が曖昧な人ほど、値引き額に流されて「安かろう悪かろう」の商品を選びがち。
なので口コミに左右されず、実際に業者に相談しつつ、自分の基準(価値観)で商品を選定する意識が重要になってきます。
LIXILルミシスでの評判まとめ
最後にまとめると「商品単体で良い悪いは判断できない」という前提を踏まえた上で、
- ルミシスはLIXILの高価格帯商品として発売
- 上質な人造大理石「ラピシアカウンター」
- 顔を照らす照明は影をつくらない「フェイスフルライト」
- 水栓は手動と自動の切り替えができる「タッチレス水栓ナビッシュ」
- お手入れがしやすい「キレイアップ水栓」
などの特徴があります。金額が高いので、予算がない方には不向き。ですが「デザイン性を重視してる方」にお薦めの洗面台です。
あとはショールームで実物に触れて、実際に体感した印象から 『自分の基準』で洗面台を選ぶのが大切です。
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安くリフォームする方法とは?
ちなみに、見積もりして「はい、お願いします」ではダメで、こっちの予算に合わせてもらう工夫が必要なんですよ。この前提を間違っている人が意外と多いです。
リフォーム業歴12年でわかった、見積もり金額を30%OFFにする方法
リフォームで失敗するパターンとは?
「家が綺麗になって快適、リフォームして良かった!」という声はよく耳にしますが、リフォームで失敗した理由を分析した、という記事が少なかったので書いてみました。
リフォームで失敗するパターンとは?800件以上の工事を経験した結果