トクラス洗面台で後悔,評判口コミ,特徴,メリットデメリットも徹底解説
永山
永山
こんにちは、エイトです!

僕はこれまでリフォーム業歴12年で、800件以上の現場を経験してきました。特に間取り変更があるような全面リフォームを得意としています。洗面台を100台以上は販売した経験もあるので、トクラス洗面台の率直な意見をお話しします。(ちなみに、微妙な部分も正直に書いています)

まず、この記事を読んでるということは、

トクラスの洗面台って実際どうなの?安心して選んでいいの?」

という疑問があると思います。実際、グーグルで「トクラス洗面台 後悔」と検索する人は沢山います。なので、まずはトクラス洗面台の全4種類のデメリットを紹介。

その後にリフォームで失敗してる人の共通点、洗面台の選び方などの全体像をお話ししていきます。




トクラス洗面台のデメリット

トクラス洗面台のデメリット

まずお話しするのは僕が調査した「トクラス洗面台のデメリット」についてです。順番に各洗面台のデメリットをお話しした上で、メリットも補足して解説していきます。

エポックのデメリット

トクラスエポック

洗面ボウル周りに物を置きにくい

エポックはハイバックカウンター仕様なので「洗面ボウル周りに物が置きにくい」のがデメリット。

これは実際に「ハイバックカウンターとフラットカウンターを比較する」とわかりやすいです。

ハイバックカウンターとフラットカウンターの比較
(左)ハイバックカウンター・(右)フラットカウンター ※写真はタカラスタンダード製

フラットカウンターは水栓周りに「ウェットエリア」があるので、石鹸やハンドソープも置きやすいのが利点。ハイバックカウンターは壁付け水栓なので「周りに物を置くスペースが少ない」のが欠点といえます。

サイズバリエーションが少ない

エポックのサイズは「W750・W900」の2パターンしか用意されていません。エポックと同じ中級グレードであり、ハイバックカウンター仕様の「LIXILピアラ」は「W900・W750・W600・W500」の4パターンが用意されています。なのでピアラに比べると、エポックは「狭い洗面所であれば、設置条件が厳しい」のがデメリットです。

逆にエポックのメリットをお伝えすると、

  • トクラスの強みである「品質の高い人造大理石」
  • 「豊富に選べる扉カラー」
  • 「掃除のしやすいハイバックカウンター」

の3つを兼ね揃えてるので、トクラスで一番人気があります。予算的にもお求めやすい価格なので、僕自身も一推しの洗面台です。

【参考】エポックの評判、口コミはこちら

レストのデメリット

トクラスレスト

収納量が少ない

レストは「収納量が少ない」のがデメリットです。ミラーには収納のない1面鏡タイプだけなので、収納できるのはキャビネット本体部分のみ。

なので収納量を増やすなら、「横にサイドキャビネットなどを置く」などの工夫が必要です。

幅60㎝タイプがない

レストは小さい洗面ボウルなので「セカンド洗面台向き」の商品です。なので玄関や廊下に配置したい方も多いのですが、残念ながらレストには幅60㎝タイプがありません。一番小さくても幅75㎝です。

なので「玄関、廊下が狭い住宅には設置できない」ケースもあります。もし小さいセカンド洗面台を求めてる方は、リクシルの「エスタ」がお薦めです。エスタは幅60㎝からの用意があります。

その反面、レストのメリットは奥行き47センチのコンパクトさを生かして「セカンド洗面台として使いやすい」という点です。ボウル置き型でデザイン性も高いので、人が目にする玄関に設置するのもお薦めです。

【参考】レストの評判、口コミはこちら

アフェットのデメリット

トクラスアフェット
アフェット
トクラスアフェットセレクトボウル
セレクトボウル
トクラスアフェットベッセルタイプ
ベッセルタイプ

金額が高い

アフェットは高級グレードなので「金額が高い」のがデメリットです。金額の目安として、

  • アフェット:30万円~60万円
  • セレクトボウル:35万円~90万円
  • ベッセルタイプ:35万円~70万円

ほどの定価になります。金額が高いだけでなく、オプションの選択肢も豊富ので、仕様を決めるのに悩む方は多いです。

なのでアフェットを選ぶ場合は、いかに良い業者に相談できるかが重要です。

逆にアフェットのメリットは、洗面ボウルを選べる「セレクトボウル」・高級感ある「ベッセルタイプ」も用意してあるので「ご自身に合った、理想の洗面台を選べる」という点です。

【参考】アフェットの評判、口コミはこちら

ジョリエのデメリット

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ジョリエのデメリットを解説するために、最初に紹介した「エポック」を比較材料にして解説していきます。

水栓周りが汚れやすい

ジョリエは「水栓周りが汚れやすい」のがデメリットです。デッキ水栓と呼ばれる、床から立ち上がった水栓なので、水垢汚れになりやすい。

トクラスジョリエ,洗髪シャワー水栓

壁付け水栓であるハイバックカウンターだと、水栓周りが汚れにくいので人気があります。エポックであれば壁付け水栓で、「洗面ボウルと背面のバックガードが一体成型になってる」ので掃除がとても簡単です。

トクラスエポック,ハイバックカウンター,水栓掃除しやすい

ジョリエに比べると値段は上がりますが、エポックのほうが掃除がしやすい洗面台です。

洗面ボウルが陶器性なので、割れるリスクがある

ジョリエは陶器製のボウルなので「ひび割れする」リスクがあります。

  • 化粧品を落としてボウルにヒビがいった
  • 子供の脚を洗ってる際に、蹴ってヒビが入った

といった事例もあります。万が一のリスクを避けたい方は「人造大理石の洗面ボウルがお薦め」です。先ほど紹介した、エポックの洗面ボウルは人造大理石になっています。

カラーバリエーションが少ない

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ジョリエは扉の「カラーバリエーションが少ない」のもデメリット。ジョリエが選べる扉カラーは6色で、エポックは全部で22色から選べます。16色も選べる色に差があるので、デザイン性を重視する方には、ジョリエは物足りない洗面台といえます。

このようにジョリエは低価格グレードの洗面台なので、欠点が多いのは事実。ですが、メリットとしては

  • 金額が安い(10万円以下で購入も可能)
  • 大容量陶器ボウルで家事がしやすい
  • 量産品なのに収納オプションも多く選べる

という利点もあります。「金額が安いのに使い勝手も良いので、賃貸向けの洗面台リフォームにもお薦め」です。

【参考】ジョリエの評判、口コミはこちら

洗面台選びで失敗してる人の共通点

今回リクシル洗面台の後悔事例をまとめましたが、失敗してる人には「ある共通点」がありました。それは、数多くあるメーカーの洗面台を比較していなかった、という訳ではありません。多くの人は各メーカーのカタログを集めたり、業者に相見積もりをして、丁寧に洗面台を比較していました。

ですが全員が全員、洗面台選びに成功していた訳ではありません。なぜなら、洗面台の機能や価格ばかりに気をとられ、「ご自身の叶えたい理想から逆算して洗面台を選んでいなかったから」です。

なので、まず最優先すべきなのは「洗面台を比較することでなく、ご自身の価値観を整理する」こと。それが失敗しない洗面台選びにおいて何よりも重要なことです。

【参考】リフォームで失敗するパターンとは?800件以上の工事を経験した結果

トクラス洗面台のお薦めをタイプ別に紹介

それでは、トクラス各洗面台の「メリット・デメリット」を整理します。

永山
永山
理想の未来から逆算して、ご自身の洗面台を選んでくださいね!
メリット デメリット
エポック ハイバックカウンターの人造大理石で掃除がしやすく、機能性も高い。
価格もお手頃なのでトクラスで一番人気がある。
水栓周りに物が置けない。
サイズがW750・W900の2パターンしかない。
レスト 奥行きが小さいので、セカンド洗面台向き。
ボウル置き型でデザイン性が高いので、玄関にも設置しやすい。
ボウルが小さいので、水ハネする可能性がある。
アフェット ボウルとカウンター一体成型で掃除しやすい。
機能性だけでなく、デザイン性がある「セレクトボウル」。
高級感あるセカンド洗面台向きの「ベッセルタイプ」も選べる。
金額が高い。オプションが豊富で選択に悩む。
ジョリエ シンプルで金額が安い。
大容量陶器ボウルで使いやすい。
量産品なのに収納オプションが豊富。
陶器ボウルなのでヒビ割れリスクがある
扉カラーの選択肢が少ない。
水栓周りが汚れやすい。

【結論】トクラス洗面台で後悔しないために

最後にまとめると、トクラス洗面台で後悔しないための方法は以下の3ステップです。

  1. トクラス洗面台の後悔事例・デメリットを知る
  2. 洗面台リフォームで叶えたい理想・価値観を整理する
  3. 叶えたい理想から逆算して洗面台を選ぶ

洗面台の機能はあくまでも手段。大事なのは「あなたが叶えたいライフスタイルを実現できるか」です。

そのためには、洗面台の評判や口コミだけに左右されず「あなたの叶えたい理想を整理・逆算して洗面台を選ぶこと」が重要です。

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