

リフォーム業歴は12年で、これまで800件以上の現場を経験してきました。
これからお話しするのは、
- リビングにもミシンやアイロン、少しパソコンをする作業場が欲しい
- 子供が勉強するスペースをリビングの一角に欲しい
といった「ワークスペースのリフォーム費用」についてです。
まず前提として、工務店よって見積もり金額は違うのだけ覚えておいてください。
商品の仕入れ値や人件費、会社の利益率も変わるので当然といえば当然です。
ですが僕自身リフォーム経営、営業経験の中で商社やメーカー、業界内の知り合いも多いので、ここでの話は実際それほど誤差はないと思います。
では結論をいうと、間取りを変えると最低でも20万円以上はします。
もちろん、間取りや工事内容で金額も変わってきますけどね。
それでは具体的にお話しをしていきます。
ワークスペースのリフォーム、工事内容
Before
使わなくなった和室を改装します。
昔は子供が和室でよく遊んでたけど、もう小学生。
勉強する時間も増えてきて、ちょっとした勉強スペースが必要ですね。
全体の間取りはこんな感じです。
リビング一角の和室をワークスペースにする計画です。
After
和室全体をワークスペースにすると広すぎるので、
和室の半分はウォークインクローゼットに改装します。
リフォーム後のイメージがこちらです。
壁も大部分を撤去して、解放感のあるワークスペースに変更。
本棚を置けば、半個室の勉強部屋の出来上がりです。
他にもお父さんの仕事スペースとしても使えるし、
ミシンやアイロン台を置けば、お母さんも便利ですね。
あまり開放的すぎて嫌な人は、壁で仕切って書斎にしても良いです。
書斎に窓をつければ、ある程度の解放感も確保できますよ。
ワークスペースリフォームの工事期間
- 解体
- 木下地組み
- 電気配線
- 石膏ボード張り
- 収納棚取り付け
- クロス、フロアタイル張り
という工事の流れです。
ウォークインクローゼットの工事も一緒にして、
工事期間は5日~7日ほどで完成です。
(ワークスペースだけなら3日ぐらいのイメージですね)
「何人で作業するか、住みながらの工事か」という外部条件でも変わります。
ワークスペースリフォームの見積もり費用
ワークスペースの見積もりはこんな感じです。
項目 | 詳細 | 金額 |
---|---|---|
養生費 | 養生テープ、養生シート | 10,000円 | 材木費 | 野材、石膏ボード等 | 30,000円 | 商品代 | 扉、収納棚、造作部材 | 145,000円 | 解体工事 | 収納、壁解体 | 50,000円 | 大工工事 | WCL造作、書斎造作 | 180,000円 |
電気工事 | 照明、スイッチ配線 | 40,000円 |
内装工事 | 壁紙クロス張り、フロアタイル張り | 85,000円 |
廃材処分費 | 発生廃材処分、運搬費 | 40,000円 |
諸経費 | 交通費、駐車場代など | 50,000円 |
これを合計すると63万円です。ウォークインクローゼットの費用も一緒です。
純粋なワークスペースだけの費用なら、25万円ぐらい。
壁をつくって完全な個室にするなら、費用はもう少し高くなります。

まとめ
最後にまとめると、
- 書斎リフォームの費用は、最低でも20万円以上かかる
- 工事期間は、最低でも3日以上かかる
- 間取り変更の提案プランは業者によって全然違う
という感じです。
ワークスペースは少しした空間があれば、結構簡単に作れます。
ですが「完成後にイメージと違った」というのはよくある失敗です。
業者としっかり打ち合わせして、金額だけに左右されないようにしましょう。
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