こんにちは、エイトです。
リフォーム業歴は12年で、これまで800件以上の現場を経験してきました。
これからお話しするのは、
- PanasonicのLクラスにしようか悩んでいる
- Lクラスって高いけど、少しは安くなるの?
- Lクラスの最安値を知りたい
という「キッチンLクラスの値引き率」についてです。
前提として、工務店によって値引き率、仕入れの掛け率は大きく違います。
ですが僕自身リフォーム経営、営業経験の中で商社やメーカー、業界内の知り合いも多いので、ここでの話は実際それほど誤差はないと思います。
まず最初に結論をいうと、Lクラスの値引き率目安は「35%OFF前後」です。
工務店のキャンペーン時期を狙うと、45%OFF値引きも難しくありません。
とはいえ、値引き率だけを追って、逆に高値を掴んでしまう人もいるんですよね。
それでは、具体的にお話しをしていきます。
【参考】キッチンLクラスの評判、口コミ。リフォーム業歴12年の意見
Lクラスの割引きが、工務店で大きく違う理由
視点をあげて「どのような仕組みで商品が家に届くか」を理解するのは重要です。
この構造を理解することで、効果的に値段交渉ができるからです。
基本的には、メーカーから直接購入するケースは少ないです。
販売店でもあるニトリのキッチンとった例外もありますけどね。
通常は、顧客と工務店が契約し、商社を経由してメーカー商品を仕入れます。
なので、普通に考えても「工務店と商社の利益がプラスされる」という訳。
もちろん、配送や発注業務を代わりにしてくれるので妥当なマージンですが。
とはいえ「無駄に関係する人が多い」と、その分金額が高くなってしまいますよね。
例えば、以下のようなケース。
商社とメーカーに取引がない場合は、取引ある商社を1社入れて商品を仕入れます。
他にも工務店が直接仕入れず、下請け業者が仕入れるケースもあります。
なぜなら工事の段取り的に、そのほうが都合良い場合もありますからね。
こちらとしては、どんな経由でも良いから安くしてくれたらオッケー。
ですが、あまりに関係する人が多いと「下げ幅が少なく値引きが難しい」のが事実
Lクラスの施工例がそもそも少ない場合は、構造的な仕組みが原因かもしれません。最初からLクラスの実績が多い工務店に、値引き交渉するのが合理的といえます。
Lクラスが50%OFFでも安くならない理由
例えLクラスの値引きが上手くいっても、合計金額が高ければ意味がありません。
リフォームの金額は、「商品代+工事費+諸経費」で決まります。
なのに、商品の値引きだけに視点がいきすぎてる人が意外と多いです。
極論をいうと、工務店は「釣り」で商品代を安くしてるケースが大半。
新聞に入ってるチラシをみれば一目瞭然ですよね。
「Lクラス50%OFF、台数限定」みたいなチラシ。なのに工事費は極端に高い、とか。(見積もりしてもらわないとわからないから、話だけは進んでしまう)
もちろん、中には「工事費も安くて、全体の金額も安かった!」
というケースもあるので余計に意味がわからなくなるんですけどね。
何が言いたいかというと、「合計金額が全てだよね」、という話。
木を見て森を見ず、じゃないけど手段が目的になってしまうのは避けたいですね。
Lクラスをお薦めする人、お薦めしない人
Lクラスは、パナソニックの高価格販売の商品です。オプションの選択肢の幅が広く、当然パナソニックの強みである「トリプルワイドガス・IH」も選べます。扉柄は100種類から選べるし、調理カウンターも25種類あります。特に有機ガラス系人造大理石カウンター「グラリオ」の天然石を再現した質感は、かなり目を惹くものがあります。
と、ラクシーナからLクラスに心変わりする人もいます。
なのでキッチンの品質を重視する人は、お薦めのキッチンです。
逆にお薦めしない人は、「予算を抑えて工事したい人」ですね。
Lクラスは万が一値引きが良くても、それなりの見積もり金額になります。
なので、お金を気にしながら選ぶような商品では正直ありません。
予算を重視するなら、ラクシーナなどグレードを一段階落とすのが良いですね。
まとめ
最後にまとめると、
- パナソニック Lクラスの割引率は35%OFF前後が多い
- 商品代ではなく、あくまでも合計金額が一番重要
- Lクラスは高級グレードなので予算重視の人にはお薦めしない
という感じです。
Lクラスは高価格グレードなので、当然満足度の高い商品です。
高い商品を購入するからこそ、腕の良い業者に依頼しないと本末転倒。
Lクラスを選ぶなら、予算より品質重視で業者も選びましょう。
1年で70000回以上読まれてる記事です
安くリフォームする方法とは?
ちなみに、見積もりして「はい、お願いします」ではダメで、こっちの予算に合わせてもらう工夫が必要なんですよ。この前提を間違っている人が意外と多いです。
リフォーム業歴12年でわかった、見積もり金額を30%OFFにする方法
リフォームで失敗するパターンとは?
「家が綺麗になって快適、リフォームして良かった!」という声はよく耳にしますが、リフォームで失敗した理由を分析した、という記事が少なかったので書いてみました。
リフォームで失敗するパターンとは?800件以上の工事を経験した結果