リフォーム業歴は12年で、これまで800件以上の現場を経験してきました。
これからお話しするのは、
- 和式のトイレで高齢者だと不便
- 段差のない使いやすいトイレにしたい
といった「バリアフリートイレの価格」についてです。
まず前提として、工務店よって見積もり金額は違うのだけ覚えておいてください。
商品の仕入れ値や人件費、会社の利益率も変わるので当然といえば当然です。
ですが僕自身リフォーム経営、営業経験の中で商社やメーカー、業界内の知り合いも多いので、ここでの話は実際それほど誤差はないと思います。
では結論をいうと、バリアフリートイレに変更は30万円以上かかります。
もちろん、どんな工事をするかで金額は変わりますけどね。
では、具体的な工事内容をお話ししていきます。
バリアフリートイレ、工事内容
開き戸で、段差がある和式トイレです。
段差で転倒しない、使いやすい引き戸に変えていきます。
自然と洋式トイレが理想的になりますね。
段差をフラットにして、片引き戸に変えました。
他にも、バリアフリーに重要な手すりが欲しいですね。
反対の視点から見てみましょう!
L型の手すりをつけてみました。
トイレから立ち上がるときに、すごく楽になります。
手すりの位置は、人それぞれ違うので、
デパートなどのトイレを使って試してみましょう!
あと、手洗い器もつけましたよ。
トイレから立ち上がって、すぐに手洗いができます。
トイレ本体の手洗いだと、振り返る必要がありますよね。
少しでも、身体の負担を軽くしてあげましょう。
理想をいえば、車椅子用の広いトイレにしたかったけど、
間取り的に難しかったですね。
トイレバリアフリー工事、見積もり費用
今回の工事、見積もりはこんな感じです。
和式トイレから洋式トイレの交換に、
片引き戸の取付、手洗い器と手すりの取付をプラスするイメージですね。
項目 | 詳細 | 金額 |
---|---|---|
養生費 | 養生テープ、エコフルボード | 8,000円 | 材木費 | 野材、合板など | 10,000円 | 商品代 | 洋式トイレ、温水洗浄便座 | 72,000円 |
〃 | 手洗い器、L型手すり | 55,000円 |
〃 | 片引き戸 | 22,000円 |
解体工事 | トイレ、床解体、開き戸解体 | 45,000円 | 設備工事 | 配管移設、トイレ&手洗い器取付 | 65,000円 |
大工工事 | 床木下地組み、片引き戸取付 | 60,000円 | 電気工事 | コンセント新設 | 18,000円 |
内装工事 | クロス、クッションフロア張り、廊下補修 | 35,000円 |
廃材処分費 | 廃材運搬など | 20,000円 |
諸経費 | 交通費、駐車場代 | 20,000円 |
これを合計すると、43万円です。
もし予算があるなら、吊り戸やニッチ収納をつけても良いですね。
あとは、腰の位置までサニタリーパネルを貼ると掃除もしやすいです。
まとめ
今回のバリアフリートイレは、ほんの一例です。
使う人の数だけ、使いやすいトイレはありますからね。
使いやすいトイレにすると、基本的に費用は高くなります。
国や市の助成金、補助金で工事できる場合もあるので、
お得な情報にはアンテナを立てておきましょう!
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