リフォーム業歴は12年で、これまで800件以上の現場を経験してきました。
これからお話しするのは、
- ピアノを置きたいけど、重いので床の状態が心配
- 簡単に補強ができるならピアノ補強したいけど
といった「ピアノ設置の床補強する費用」についてです。
まず前提として、工務店よって見積もり金額は違うのだけ覚えておいてください。
商品の仕入れ値や人件費、会社の利益率も変わるので当然といえば当然です。
ですが僕自身リフォーム経営、営業経験の中で商社やメーカー、業界内の知り合いも多いので、ここでの話は実際それほど誤差はないと思います。
では結論をいうと、ピアノ床補強は3万円前後ぐらいかかります。
もちろん、どのような方法で補強するかで金額は違いますけどね。
それでは、具体的にお話しをしていきます。
ピアノの床下補強の方法
こわいのは「ピアノの荷重で床が抜ける」こと。
なので、単純にピアノの脚にかかってる荷重を、
- 分散荷重にして、負荷を分散させる
- ピアノの足元を補強して、集中荷重を支える
という方法のどちらか、もしくは併用するのが良いですね。
分散荷重を分散させるのは、ピアノの下に板をひけばオッケー。
ピアノ用 床補強ボードも売ってるので一番手軽な方法です。
床下を補強する方法は、色々ありますが鋼製束を取り付けするのが簡単ですね。
横に渡ってる木材(大引き)の下から鋼製束で支えます。
床下に潜れたら簡単にできますが、スペースがないなら床下に開口をあけます。
開口をあけるので、床の張り替えや上張りが必要になってきますね。
ピアノ設置の床補強、工事内容
Before
それでは、工事のイメージをみていきます。
リビングの一角にピアノを設置していきますね。
After
床補強の方法は、大引きの下から鋼製束で支えます。
取り付けは簡単で、小一時間あれば完了します。
ですが、床下に潜れないなら床に開口をあけないといけません。
その場合、床材の張り替えが必要になってきます。
フローリングの張り替えやフロアタイルの上張りですね。
フローリングの張り替えをするなら、家具の移動も必要です。
なので、このタイミングで壁紙を張り替えるのもアリですね。
アクセントクロスにするだけで、雰囲気も変わります。
ピアノが合うような部屋に変えると高級感がでそうですね。
ピアノを設置、床補強の見積もり費用
ピアノの床補強、見積もりはこんな感じです。
床下に入れて、鋼製束を入れるだけの場合ですね。
項目 | 詳細 | 金額 |
---|---|---|
材木費 | 構成束 | 5,000円 | 大工工事 | 鋼製束取り付け | 15,000円 |
諸経費 | 交通費、駐車場代など | 5,000円 |
これを合計すると、2万5千円です。
人件費の割合いが大きいので、業者によって金額は結構違いますよ。
まとめ
最後にまとめると、
- ピアノ設置の床補強費用は、3万円前後ぐらい
- 工事期間は、半日ぐらい
- 床下に入れないなら、床の張り替えが必要
という感じです。
床の張り替えが必要なら、プラスで10万円ほどはかかってきますね。
業者によって提案内容も違うので、見積もりの比較が必要ですよ。
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